ごまのクッキー|アイスボックス

生クリームを使ったごまクッキー

生クリームを使うことで柔らかい口どけになり、卵黄を使ったものよりミルキーな香りが加わります。
製法としては棒状に成形してから一度冷却して固め薄く1cm程度の厚さでカットしていくアイスボックスといわれる製法を使います。
ごまを配合しているため、この製法が適しています。
香ばしいごまの香りとやさしい口どけほのかに感じる塩味が「あともう一っこ」とついつい食べてしまいます。

ごまのクッキー|レシピ

バター(無塩)…300g
塩…13g
生クリーム…250g
薄力粉…500g
白ごま…130g
黒ゴマ…70g

 

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生地作り

 

バターは常温で柔らかくしておき、ゴムべらを使いポーマード状に練り塩を加えます。

 

生クリームを人肌に温め、最初は少量ずつ徐々に入れる量を増やしながら加えていきます。

 

さらに、ふるっておいた薄力粉を一度に入れ、ざっくりと混ぜていきます。

 

完全に混ざる前に白ごま、黒ゴマを入れ軽く混ぜ合わせます。

 

成形

成形は丸い棒状にしたり、四角い棒状にしたりと好みで良い。

 

丸い棒状に成形するには、生地を適宜切り分けて作業台で粘土をコロコロと棒状に伸ばす要領で伸ばすとよいが粘土のようには伸びないのでやさしく徐々に伸ばしていく。

 

四角く成形するときは、丸く伸ばした生地を50cm程度の定規のような板二枚ではさむようにして成形していくとよい。

 

成形し終わったら、ラップフィルムで巻いて変形しないように冷凍庫や冷蔵庫で冷却する。
丸形はトヨ型などに入れると底面が変形しにくくきれいに仕上がる。
トヨ型などがない場合はロール紙を巻くことで多少補強できる。

 

カット、焼成

しっかりと中心まで固まったら、1cm程度の厚さでカットして天板に並べていく。

 

170℃のオーブンで20〜25分焼成する。

 

まとめ

ホロホロと柔らかい口どけのごまクッキーをご紹介しました。
白ごまを多めに配合していますが、黒ゴマが多いと見た目に存在感が強すぎるのと香りが強いためクッキー生地が負けてしまうためです。
しかし、決まりがあるわけではありませんので好みの配合を決めても良いでしょう。

 

焼き加減はあまり強くしすぎると、カチッとした歯ごたえになってしまいますので薄めに焼きあげるのが良いでしょう。

 

カットする前はしっかりと冷却しましょう。冷却が甘いとごまが動いて断面を荒くしてしまうので注意が必要です。

 

ケース入りの高級クッキーとして利用するのが適しているのではないでしょうか。
ありがちなごまクッキーですが、ちょっとした気遣いでワンランク上の製品に仕上げることができます。

文:佐藤 俊昭

 

 

 

 

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