食中毒の症状と予防策(II)

 

引き続き食中毒の症状と予防策について解説していきます

ウエルシュ菌食中毒

どんな場所に?

 ヒトや動物の大腸に生息していて、河川、下水、土壌にも広く観察されます。食材としては、食肉の汚染が多いようです。

 

症状

 潜伏期は平均で10時間程度、下痢や腹痛をもたらします。症状としては、軽症で終わることがほとんどです。

 

予防策

 この菌は嫌気性で熱にも強いことで知られています。前日のカレーやスープなどでたびたび起こるようです。
 調理後速やかに喫食することが一番の予防策になりますが、カレーなどを翌日に持ち越す場合、速やかに冷却し冷蔵庫で保存することも予防策の一つになります。

病原性大腸菌食中毒

どんな場所に?

 ヒトや動物の腸管に多数生息しています。一部の大腸菌が病原性を持ち、少量で感染する菌があります。

 

症状

 潜伏期は3日以内ですが、腸管出血性大腸菌は3〜5日と長期になります。症状は下痢、発熱、腹痛になります。
 腸管出血性大腸菌の場合、激しい腹痛や血便、溶血性尿毒症症候群や脳症を発症することもあります。

 

予防策

 食材の十分な加熱、器具の洗浄、殺菌。使用水は殺菌されているものを使用します。
 食品の保存は低温で行いましょう。
 ここでも、食中毒予防3原則が有効になります。
 付けない、増やさない、殺す
 予防策の基本となりますので、良く理解し適切に実行しましょう。

 

スポンサードリンク

セレウス菌

どんな場所に?

 土壌や環境中に広く生息しています。穀物、食肉、野菜、豆などから検出されます。

 

症状

  嘔吐型と下痢型が存在し、嘔吐型は潜伏期30分〜3時間とされています。吐き気、嘔吐を引き起こします。
 下痢型は腹痛、下痢となります。

 

予防策

 前日調理を避け、食品の保存は冷蔵庫で保管しましょう。調理後すぐに喫食するようにしましょう。

エルシニア食中毒

どんな場所に?

 動物、土壌、河川に広く生息しています。食材としては、豚肉が汚染元となることが多いようです。

 

症状

 下痢を引き起こし、さらに胃腸炎も発症します。菌の種類によっては、敗血症、関節炎を引き起こすこともあります。

 

予防策

 冷蔵庫中でも増殖します冷蔵庫の過信も禁物です。豚肉は十分加熱しましょう。また、ネコ、イヌの糞からの汚染も考えられます。食品、飲料水の汚染を防ぐことも求められます。

原材料調達でお困りの方はコチラから→

スポンサードリンク

 

 

ブログのご紹介
家庭用製パン法や個人的な日記も掲載しています。サイトとあわせてご活用ください。

パン好人の実用知識

 

 

合わせてお読みいただきたいページ

食中毒の分類
食中毒の分類について簡単にまとめていきます。
食中毒の症状と予防策(I)
食中毒の症状と予防策について簡単に解説していきます。
食中毒の症状と予防策(III)
ウイルスによる食中毒およびその他の食中毒について解説していきます。
衛生管理(I)|食品保存
衛生管理(I)食品保存を解説していきます。
衛生管理(II)|腐敗と変敗
食品の腐敗と変敗について解説していきます。
衛生管理(III)|洗浄と消毒
洗浄と消毒について簡単に解説していきます。
衛生管理(IV)|食品添加物
食品添加物について簡単に解説していきます。
衛生管理(V)|器具・容器包装
器具・容器包装について簡単に解説していきます。
衛生管理(VI)|食品表示
食品の表示について概要を解説していきます。
衛生管理(VII)|施設・設備
施設・設備の衛生管理について解説していきます。
衛生管理(VIII)|HACCPによる衛生管理
HACCPによる衛生管理について簡単に解説していきます。
クレームの対応
クレーム対応について簡単に解説していきます。
食品事故の対応
食品事故の対応について簡単に解説していきます。
PL法(製造物責任法)
PL法(製造物責任法)について簡単に解説していきます。

ホーム RSS購読 サイトマップ
HOME プロフィール お問い合わせ