フランスパン・世界のパン|本格製パン技術の書評
こちらのフランスパン・世界のパン 本格製パン技術―ドンクが教える本格派フランスパンと世界のパン作りは、パン職人の道を歩み初めて間もない方にとって教科書的な位置づけになる本です。
小麦粉の性質やイーストの働きなども図解で詳しく解説されていますし、道具の解説も写真入りで書かれています。1つ1つ呼んでいるとちょっとした道具選びのコツなども書かれていて重宝します。
フランスパンの製法もこのサイトでも、かなり参考にさせていただいており、製法ごとに詳しい解説がなされています。
また、何人かの著名な職人の紹介もちりばめられています。
さらに深く、フランスの製パン法を勉強するときの入門書としても活用できると思います。
また、本書ではドンクの職人に対するリスペクトが根底に流れているように感じました。
とかく職人が煙たがられる昨今ですが、このような本を読んでいると元気が出ます。
是非、隅々まで読んでいただきたい本です。
ちょっとした、文章に大きなヒントが隠れている事がありますので、何度も繰り返し読むとよいと思います。
非常に濃い内容で、ふと工程などを調べていときも参考になるので、事務所の本棚に一冊置いておくのも良いでしょう。
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