プロに近づくためのパンの教科書はどんな本?
プロに近づくためのパンの教科書を読んでみた感想をお伝えしていきます。
本全体の印象
本の全体の印象としては、特に原材料について非常に詳しく書かれています。本全体の40〜50%は小麦粉や砂糖、塩わもちろん、水の硬度にまで触れています。
プロでも理解していない人が多いのではないかと思うような内容です。
著者は、大学時代酵母の研究をされていたという掘田誠氏です。
シニフィアン・シニフィエの志賀シェフに師事していたようで、レシピを見ると非常に吸水が多く志賀シェフの影響なのかなと思いました。
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工程は少し難易度が高そう
先にも述べましたが、多加水であるため難易度が高そうです。
工程写真は十分な枚数を掲載していますが、実際に作り始めると戸惑う方も多いのではと感じました。
しかし、チャレンジングではありますが著者の伝えたい熱意のようなものを強く感じました。
パンを作り慣れている、中級者以上の方にお勧めの書籍です。
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