メロンパンの製法解説
加糖中種法を使ったメロンパンの製法を紹介していくが、ストレート法と加糖中種の違いにも多少触れておく。
ストレート法を選択するとやはりイースト臭が強く出やすくなる。メロンパンはそれほど強いフレーバーを持たないためこのイースト臭が鼻につくことがある。
その点において加糖中種法の方が有利になる。
もう一点、メロンパンは皮のざっくりとした食感と生地の柔らかさのコントラストが大事だと考える。
中種法を使った方が生地が硬くなりにくい点からもメロンパンに適しているだろう。
メロンパン|レシピ
加糖中種
強力粉…70%
上白糖…5%
生イースト…3%
水…40%
本捏ね生地
強力粉…30%
上白糖…20%
塩…1.5%
脱脂粉乳…4%
バター…8%
卵黄…15%
コンデンスミルク…5%
水…5%
メロン皮はサイト内のメロンパンの皮を参照
※生地の仕込み方は菓子パン(中種)|仕込み〜を参照
メロンパン分割
分割重量は好みで決定して良いが40〜50gが適当だろう。
丸めて15分ベンチをとる。
メロン皮は、25〜30gに分割して丸めておく。
メロンパン成形
生地を軽く丸めなおして、一方で丸めておいたメロン皮を4mm厚程度に手のひらを使ってつぶす。
メロン皮を生地の上に乗せ手のひらの上で丸める要領でかぶせていく。
尻の部分をつまみメロンの皮の部分にグラニュー糖を付ける。
カードやスケッパーを使い軽く筋目を付けて天板にのせる。
メロンパンホイロ
メロンパンはいわゆる乾ボイロを使うが気温によっては常温で放置しても良いだろう。
温度30℃
湿度50%
時間70分
メロンパン焼成
180℃のオーブンで13〜15分
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まとめ
メロンパンは定番のパンであるがアレンジのしやすいパンでもある。
皮生地をアレンジしたり、パン生地をアレンジしたり、最近ではクリームをサンドして冷やして食べるなど様々なメロンパンが登場している。
遊び心も加えて楽しみながら作りたいパンである。
- 菓子パン(中種)|仕込み〜
- 菓子パンの仕込み〜について解説していきます。
- 菓子パン|ストレート法
- 菓子パンの製法について、ストレート法を用いて解説していきます。
- レモンロール
- レモンの香りがさわやかなパンです。 柔らかい生地なので、ケースに入れることで高さを出しふんわり柔らかく焼き上げます。
- ヌスボイゲル
- 月餅のような食感の三日月形の焼き菓子です。ヘーゼルナッツで作るようですがくるみで代用しても良いでしょう。