捏ねあげ温度
捏ねあげ温度は、なぜ決められているのか?
製パンの中で重要な発酵に大きくかかわるからである。
では、どのような考えのもとに温度を決定しているのか?
スポンサードリンク
それは、カマ入れ前の生地温度をイーストの最適温度に設定するところからスタートする。
つまり逆算してだしているのである。
カマ入れ前生地温度は種類によって多少変化するが、30〜35℃を目標とする。そこから発酵時上昇温を引くことで求められる。
生地温度の上昇の目安は、60分で1℃上昇である。それがホイロ内では、さらに加速し時間あたり5〜6℃上昇する。
たとえば、
フロアータイム60分+ベンチタイム15分+成形、その他工程45分=2時間
ホイロ60分
このような工程の場合
温度上昇は、
2時間×1℃=2℃
ホイロ内温度上昇は、
1時間×5℃=5℃
ゆえに
35℃-2℃-5℃=28℃
つまり捏ねあげ温度28℃となる。
カマ入れ前生地温度は、基本的にリーンなパンは低めに設定し、反対にリッチなパンは高めに設定する。
このように、カマ入れ前生地温度を意識することによって、さらに良い製パンにつながる。
合わせてお読みいただきたいページ
- ミキシングとは
- ミキシングの概要、心構えを解説していきます。
- ミキシング4段階
- ミキシング4段階について解説していきます。
- ミキサーの種類
- ミキサーに種類について解説していきます。
- ドウフックの着脱不全の対処法
- ドウフックの着脱不全の対処法について解説していきます。
- 吸水温調整