ハードロールの製法を解説していきます。
バターロールをセミハードにアレンジしたパンである。朝食用のパンとして、バターロールでは重たさを感じるときなどに重宝する。
成形もバターロールのように巻いてもいいし、クッペ形や丸形でも良いだろう。
配合も好みで調整していくとよい。
ハードロール|レシピ
強力粉…100%
上白糖…5〜8%
塩…1.8〜2%
卵黄…3〜5%
脱脂粉乳…4%
バター…4〜6%
生イースト…2%
水…52〜55%
ミキシング
縦型ミキサー使用で通常のミキシングイメージで良い
1速−3分 2速−3分 ↓油脂 1速−2分 3速−4〜5分
捏ねあげ温度は26℃を目標とする。
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フロアータイム
30℃の環境で、90分途中60分経過時点でパンチを入れる。
分割
食事用と考えると50g前後が適当である。
成形
特に決まりはないので、好みで成形を行う。
しかし、あまり複雑な成形は食感を悪くする。
ホイロ
温度32度
湿度75%
の環境で60分を目途に行うが、成形によって多少調整が必要である。
焼成
スチームをカマ入れ後に弱めに入れる。
220℃で15〜20分程度で焼き上げる。
まとめ
ハードロールの製法をご紹介した。
朝食にはちょうど良いパンだと思う。しかし、前日焼成だと多少固く感じる人もいるかもしれない。オーブンなどで温めなおして提供できる環境であれば最適だと思う。
ホテルの朝食やレストランのモーニングサービスにも良いだろう。
このようなパンにも注目が集まるようになれば、パンの消費も自然に増えていくのではないかと考えている。
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