直接費と間接費の分け方について解説していきます。
原価計算では、直接費と間接費を分けて考えていく必要があります。
たとえばあんパンを作るときを考えてみると、材料費は簡単にイメージできますよね。小麦粉や砂糖やイーストそしてあんこなどが材料費にあたります。これは、材料費の中の直接費にあたります。
では、材料費の中の間接費とは、なにがあるでしょうか?
それは、たとえば使い捨てのベーキングシートは直接製品を構成する原材料ではありません。なので間接費に分類できます。
ほかにも、クープナイフや展板油など直接製品を構成しない材料費となります。
- 直接費とは・・・どの製品に使ったかはっきりしている原価
- 間接費とは・・・どの製品に使ったかはっきりしない原価
となります。
では、労務費についてはどうでしょう。
考え方は同じです。直接作業にかかわるものが直接労務費になり、反対に管理者給料など製品に直接かかわらないものが間接労務費となります。
経費も同じ考え方になります。
このように、材料費、労務費、経費に分類してさらにそれぞれを直接、間接に分類していきます。
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